プリントの種類について

プリント方法の違いを徹底解説!メリット・デメリットも

オリジナルTシャツを作ろうと考えている方にとって、プリント方法の選択は重要なポイントです。シルクスクリーンやインクジェットなど、さまざまなプリント方法がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあり、用途によっても適した方法は異なります。

そこで、今回はオリジナルTシャツのプリント方法について、その特徴や用途などをご紹介します。

主なプリント方法は、以下の4種類

DTFプリント

  • 細かいデザインや線もリアルに再現
  • 細かいデザインや線もリアルに再現
  • 細かいデザインや線もリアルに再現

シルクスクリーンプリント

  • 色数が少ないシンプルなデザイン
  • プリント枚数が多い
  • とにかく安く仕上げたい

インクジェットプリント

  • 写真などの色数の多いデザイン
  • プリント枚数が少ない
  • 即日その場で特急プリント対応

転写プリント(フルカラー)

  • ぼかしやグラデーションを使いたい
  • プリント枚数が少ない
  • とにかくきれいにプリントしたい

カッティングラバー単色転写プリント

  • 複数の異なった番号などをプリントしたい
  • ポリエステルやナイロン素材に印刷したい
  • 耐久性を高めたい

DTFプリント

短納期でかつリーズナブルに作成できるメリットがあります。
DTFプリントは従来の転写プリントより風合いが柔らかく、デザインの周囲にフチが付かないため、デザイン性を損なわずにプリントが可能です。細かい模様や線、文字のかすれにも強く、色落ちや生地の伸びによる割れにも耐性があります。

メリット

  • デザインの再現性が高く、仕上がりがキレイ
  • 作る枚数が多いほど1枚あたりの値段が安くなる
  • 多色使いのプリントや特殊プリントも可能
  • 蛍光カラーや金銀などのインクも使用可能。

デメリット

  • 版を作成する費用がかかる
  • 少ない注文数だと値段が高い
  • 写真など繊細なデザインには向いていない

プリント枚数が多量

めやすとして20枚、30枚以上

比較的納期に余裕がある

めやすは2週間程度 ※急ぎの場合は別途ご相談ください。

デザインが1色または2色

とにかく安く仕上げたい

※上記条件の場合

シルクスクリーン

シルクスクリーンプリントは、最もポピュラーなプリント方法のひとつです。メッシュ状の版に孔(あな)を開けて、その部分にだけインクを落として印刷する方法です。

▼製版
製版とは、デザインを印刷用の版に焼き付ける作業のことです。版画の版を作っているイメージで、色数ごとに版を作成する必要があります。

メリット

  • デザインの再現性が高く、仕上がりがキレイ
  • 作る枚数が多いほど1枚あたりの値段が安くなる
  • 多色使いのプリントや特殊プリントも可能
  • 蛍光カラーや金銀などのインクも使用可能。

デメリット

  • 版を作成する費用がかかる
  • 少ない注文数だと値段が高い
  • 写真など繊細なデザインには向いていない

プリント枚数が多量

めやすとして20枚、30枚以上

比較的納期に余裕がある

めやすは2週間程度 ※急ぎの場合は別途ご相談ください。

デザインが1色または2色

とにかく安く仕上げたい

※上記条件の場合

インクジェットプリント

「インクジェットプリント」は、専用のプリンターを使用して生地に直接インクを吹き付ける印刷方法です。紙にプリントするプリンターと同じ仕組みを採用しています。版を作る必要がないため、少ない枚数からでも印刷が可能です。

この方法はデザインの再現性が高く、きれいにプリントできますが、フルカラー転写シートなどに比べて少し淡く柔らかな印象を与えます。濃い色の生地にプリントする際には、白引きという前処理を行うことで土台の色の影響を抑え、きれいにプリントすることができます。

また、インクの定着の関係から、素材は「綿100%」のものが向いています。

メリット

  • 小ロットでも安くプリントできる
  • フルカラー、写真などの繊細なデザインにも向いている
  • 自然で柔らかい風合いに仕上がる
  • 版代がかからない

デメリット

  • 金、銀、 蛍光色など
    特殊なカラー は印刷できない
  • 綿以外は不向き

プリント枚数が少数

めやすとして20枚、30枚以下

即日その場で特急プリント対応

小ロット白Tシャツ限定

色数の多いデザインでも高画質

生地の風合いを生かしたい

直接生地に印刷するので通気性を損ねません

転写プリント(フルカラー)

「フルカラー転写シート」は、専用のシートにコピー機でデザインを印刷し、熱圧機で生地に貼り付ける印刷方法です。専用の転写シートにプリントしたいデザインを写し、そのシートをTシャツに当てることでデザインを転写します。カッティングシートとは異なり、こちらはフルカラーでプリントが可能です。ただし、複雑なデザインの輪郭をカットすることはできません。

洗濯強度はありますが、ネット等を使わずに繰り返し洗濯するとプリント面が刺激されてひび割れなどの原因になることもあります。

以下に、フルカラー転写シートのメリットとデメリットを示します。

メリット

  • 製版がないため小ロットのプリン トに最適
  • フルカラー・ 写真OK
  • 生地の影響を受けない
  • 洗濯強度◎

デメリット

  • 線や隙間が細いものは切り抜きができない
  • デザイン部分の通気性が悪い

プリント枚数が少量

とにかく急ぎで欲しい

翌日~1週間以内で納品

デザインがカラフル

多色でイラストや写真も
プリントしたい。

カッティングラバー単色転写プリント

「カッティングシート」は、カッティングマシンでカットした専用のシートを熱圧着で貼り付ける印刷方法です。糊のついたシートをカットし、熱と圧力でシートと素材を圧着させます。基本的には単色でのプリントとなり、1枚ごとに個別の名前や番号を入れることができるため、スポーツのユニフォームなどで多く採用されています。

以下に、カッティングシートのメリットとデメリットを示します。

メリット

  • 1枚からプリントできる
  • 耐久性が高い
  • 仕上がりがきれい
  • 1枚ごとに違う名前や番号をプリントできる

デメリット

  • プリントする色が限定される
  • 細かい形状のデザインは剥がれの原因になる

異なったネーム、番号などを
プリント可能

ポリエステルやナイロン素材にもプリント可能

摩擦堅牢度・洗濯堅牢度共に優れて
非常に耐久性

異なるデザインでもコストを抑えられる